「バラバラで いっしょ」
この言葉は、1998年に東本願寺が発表したスローガンです。
人はそもそも、人種や出自などさまざまな違いを持っている。でも、その違いを受け入れながらもみんなでつながり合えるんだ、という非常に重要な意味合いを持っています。
仏教の教えの中には、この生きづらい世の中に対して、まさに必要な言葉があるように感じます。
バラバラでいっしょ、この言葉も今の世の中を想定していたかのようです。
自分とは異なる外見、意見、立場。これを理解することは実は難しいことです。
同じような考えを持った人と一緒にいた方が楽ですからね。違ったり分からないものは怖い、それが偏見や差別につながるのでしょう。
でも世の中にはいろいろな人がいます。自分もいつどう変わるか分かりません。
違いを尊重し認め合うからこそ、世の中に彩りが生まれ豊かになるのです。
私たちの「ごはんと学び」もまさに、このごちゃまぜ交流を大事にしています。
ごちゃまぜを体感し理解することで、優しさと思いやりは自然に生まれるはずです。